『家めしこそ、最高のごちそうである。』(佐々木俊尚著、マガジンハウス)の「究極の水炊き」を作ってみた
あの暑かった夏もいつのまにか終わり、すっかり涼しくなった。夕飯には何か温かいものが食べたいと思い、我が家の本棚の料理本たちを物色しながらメニューを決めることにした。何冊かパラパラとめくったあとに手に取ったのが『家めしこそ、最高のごちそうである。』(佐々木俊尚著、マガジンハウス)という本。
この本の中で「究極の水炊き」というメニューが紹介されているのだが、材料は鶏もも肉と白菜のみで、作り方も材料を鍋に入れて煮込むだけととてもシンプル。実際は鶏もも肉を30分ほど煮込み、そのスープで白菜を煮込むので多少時間はかかる。だが、それでも面倒というほどではない。というわけで、本日の夕飯はこの「究極の水炊き」にすることにした。ちなみに著者の佐々木氏はポン酢まで作っているが、横着な私は市販のポン酢で代用(あしからず)。
参考:「究極の水炊き」のレシピ
早速近所のスーパーへ行き、鶏もも肉と白菜を買ってきた。さすがに肉のハナマサには1枚600円もする鶏もも肉は売っておらず、311gで407円の鶏もも肉を買った。「プロの為の店」と謳っているハナマサだからこの肉もきっと美味しいに違いない。
今回買った食材。しめて617円。
そんなわけで「究極の水炊き」を作ってみた。鶏もも肉を茹でている30分がもどかしいこと以外、面倒なことは一切ない。調味料は一切加えていないが、鶏の旨味が出たスープの香りがたまらなく食欲をそそる。そしてそのスープをたっぷり吸った白菜がこれまた美味しい。具材をすべて食べ終えた後のおじやもまた絶品であった。
今回作った「究極の水炊き」。鶏もも肉は大きめのものを買ったつもりだったが、煮込んでいる間にかなり縮んでしまった。もう少し大きい肉を買ってくればよかったかなと思ったが、おじやをするにはこれくらいでよかった。
今回の参考書籍はこちら。紹介されているレシピには詳しい分量が書いてないので、料理オンチな私には難しい部分もあるが、それでも紹介されているレシピはシンプルなものばかりなので何とかできるかなという感じである。今回紹介した「究極の水炊き」以外にも魅力的なメニューがたくさん紹介されているので、自宅で手軽だけど美味しいご飯を作りたいという人にはおすすめ。