サラ・リーマンの読書備忘録

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『最速の仕事術はプログラマーが知っている』(清水亮著、クロスメディア・パブリッシング)から最速の仕事術を学ぶ

先日、上司が異動した当初は仕事に追われるだけの目まぐるしい毎日だったが、速く仕事を進めるために試行錯誤を重ね、今はなんとか余裕が持てるようにはなってきた。ただ、まだまだ仕事を速く進めるコツがあるなら積極的に取り入れたいと思い、ヒントとなる本を求め書店へと駆けこんだ。

 
数ある本の中から選んだのは『最速の仕事術はプログラマーが知っている』(清水亮著、クロスメディア•パブリッシング)という本。『最速〜』というタイトルに惹かれたのだが、中をパラパラと眺めてみると参考になりそうなことばかり。というわけで買ってみることにした。
 
早速読んでみると、お決まりの辞書登録などもあったが、まだまだ知らなかったスピードアップ術がたくさん紹介されていた。たとえばメールでよく使う文面は署名に入れてしまうという方法。仕事で送るメールは同じような文面で送ることが多い。それならばあらかじめ署名に文を入れておけばメールを打つ手間が省ける。また、かな入力を覚れば文字入力にかかる時間も短縮することができる。習得するには練習が必要だが、日本語を入力するにはあまりにも非効率なローマ字入力を続けることを考えれば、練習に時間を割く価値は十分にある。
 
そして個人的にすごく気に入ったのは、クリアファイルに穴を開けるというもの。書類をクリアファイルに入れたとき、サイン欄や押印欄にあたる部分をあらかじめ切ってしまうというもの。こうすればクリアファイルから書類を出さずともサインや押印ができる。私の会社の書類もフォーマットはほぼ決まっているので、これは早速やってみようと思う。
 
以上、個人的に気になった仕事のスピードアップ術を紹介してきたが、もちろん大事なのはこれらのテクニックを駆使することではない。まずは自分の仕事において「省力化できる部分はないか」、「無駄な部分はないか」を洗い出すことが大事なのである。そういった視点で仕事を見ることができて初めて、上記のようなテクニックが活きてくるのである。私も仕事の量が多いと嘆く前に、省力化できる部分がないか改めて考えてみようと思う。
 
今回の参考書籍。本書で紹介されている仕事術は「無駄をいかになくすか」という考え方がベースになっているので、仕事だけでなく日常生活にまで幅広く活用できる。またプログラマーの考え方を知ることができるのもよい。
最速の仕事術はプログラマーが知っている

最速の仕事術はプログラマーが知っている