『1日が27時間に!速読ドリル』(角田和将著、総合法令)で速読を学ぶ
書店へ行くと速読に関する書籍を目にすることは多い。個人的に、速読に関してはインチキくさいイメージがあり、書店でも手にとることはなかった。だが、最近になって仕事が忙しくなり、本を読む時間が満足に取れなくなってきたので、試しに1冊買ってみることにした。
購入したのは『1日が27時間に!速読ドリル』(角田和将著、総合法令)という本。ドリルというタイトルの通り、速読の方法論についてはサラッと述べられているのみで、速読のためのトレーニング方法の紹介がメインとなっている。具体的なトレーニング方法については割愛させていただくが、本書で紹介されている速読の方法は以下の通り。
①文字を見る(認識する)
②次の文字に目線を移動させる
③①②のプロセスを速く行う
ごくごく当たり前のことのように感じられるが、このプロセスをただ漫然と行っても速読はできない。大事なのは一文字ずつ読むのではなく、複数の単語をまとめて読む(ブロック読み)。そして文章を読んで理解するのではなく、見て理解することである。ちょっとわかりづらいかもしれないが、文章を頭の中でそのまま音声化するのではなく、イメージを思い浮かべるのである。たとえば、「昼食にらーめんを食べた」という文があったら、頭の中で「ちゅうしょくにらーめんをたべた」と音声化するのではなく、「昼食にらーめんを食べた」イメージを思い浮かべるのである。
本書を読んで、いきなり1日16冊を読破できるようにはならない。ただ、個人的な感想を述べると、一つ一つの文字を追うのではなく、ブロック読みを行うだけでもだいぶ速く読める感じがした(あくまでも個人的感想)。本書で紹介されているトレーニングを継続して行っていけば、1日16冊は無理だとしても、それなりに速読はできるようになるだろう。私も少ない時間でも本からさまざまな学びを得られるようにトレーニングを行っていきたいと思う。
参考書籍。本を速く読むための問題がたくさん掲載されている。楽しみながら読み進めていくことはできるが、継続的なトレーニングは必要。
こちらは2014年発売の書籍。こちらは速読についての論理的な説明が詳しく書かれているらしいので、こちらも読んでみようと思う。